最終更新日:2025年1月26日

動作確認:moOde audio player 9.2.3 (2025-01-21)

Moodeのインストールと設定

このページは MPD (Music Player Daemon) ベースのラズパイ用ミュージックストリーマーである moOde™ audio player(以下Moodeと略します)のRaspberry Piコンピューター(以下ラズパイ)へのインストールと設定の方法を紹介します。Moodeのインストールと設定は、こちら←に英語のドキュメントがありますが、以下に日本語で解説します。Moodeを動作させるのに必要な機器はラズパイオーディオ入門を参照ください。

1. microSDカードへのMoodeのインストール

Moodeはラズパイ標準のRaspberry Pi Imagerを使ってインストールできます。以下のページを参照ください。

2. 音楽ファイルの準備

Moodeを起動する前にNASかUSBメモリに音楽ファイルを用意しておきます。MoodeはWAV, mp3, m4aなどさまざまなフォーマットをサポートしますが、私のお勧めはFLACです。

 

 アルバム毎にフォルダを作り、そのフォルダの下にアルバムに含まれる曲の音楽ファイルを入れます。アルバムのカバーアート画像も、Folder.jpgという名前で同じフォルダに入れます。(左図。このページをスマートフォンからご覧の方は上の図。以下も同様)

 

 MacからUSBメモリに書き込むと、.DS_Storeファイルと "._" で始まるファイルが作られます。MPDはこのうち、"._" で始まるファイルを音楽ファイルと誤認する場合があります。yaMPCは(可能な限り)これらのファイルを無視するようにしていますので実害は少ないですが、Macをお使いの場合はUSBメモリを取り出す前に、ターミナルのコマンドラインで dot_cleanコマンドを使って "._"で始まるファイルを削除してください。

 dot_clean -m -v [directory ...]

 例1:dot_clean -m -v /Volumes/SANDISK
 例2:dot_clean -m -v .

 

なおMoodeにはファイル共有機能がありますから、後ほどPCやMacから、USBメモリやNASに音楽ファイルをコピーすることもできます。(「4-4.音楽ライブラリの設定」ファイル共有機能 参照)


3. Moodeを起動する

ラズパイにmicroSDカードを挿入します。

 

左の写真ではI2S DACのHiFiBerry DAC+ Proをラズパイに載せていますが、USB DACを使う場合はラズパイのUSBポートに接続してください。DACからアンプにオーディオケーブルを接続しておいてください。

 

有線LANを使う場合はLANケーブルを接続してください。

 

音楽ファイルをUSBメモリに入れた場合は、「4-4.音楽ライブラリの設定」の段階で、USBメモリをUSBポートに挿入してください。

 

最後にmicro USB(ラズパイ3B)またはUSB-C(ラズパイ4B)の給電ケーブルを接続してください。


4. Moodeの設定

4-1. Moodeへの接続

給電開始から約1分程待って、PCまたはMacのブラウザから、

 http://ホスト名.local
にアクセスします。

 

例えばホスト名がmoode9の場合は、

 http://moode9.local

です。左の様な画面が表示されたら起動成功です。✅Infoというダイアログが表示されています。DISMISSをクリックすれば消えます。(以降、画面例はクリックすれば拡大しますので詳細を確認できます。)

注記:ホスト名.localで接続できない場合は、IPアドレスを指定して接続してください。

 http://<IPアドレス>

 例:http://192.168.0.10

Moodeに割り当てられたIPアドレスは Advanced IP Scanner などで調べてください。


4-2. オーディオデバイスの設定

右上の m というのがMoodeのメニューです。

 

mをクリックして、メニューからConfigureを選択してください。


Configuration Settingsのメニューから Audioを選んでください。


まずは HiFiBerry DACのようなI2S DACの設定方法を説明します。

  1. Audio設定画面の Named I2S device から使用するDACを選択します。例では HiFiBerry DAC+ Pro を選択しました。
    選択すると、
     Info
     Restart the system for the changes to take effect.
    というダイヤログが表示されます。
  2. mボタンをクリックし、メニューからPowerを選びます。

Powerを選ぶとPower Options画面が表示されますから、そこでRESTARTボタンをクリックします。

 

なおこの画面例の画面上部中央にはアイコンが6つ並んでいますが、画面が十分に大きい場合はテキストで Library, Audio, Network, System, Renderers, Peripheralsと表示されます。


1分ほどで再起動されます。再び Configuration Settingsのメニューから Audioを選んでください。

 

Output deviceは 0: Pi HDMI 1 が選択されていますが、再起動前に設定した I2S DACが追加されていますから、それを選択してください。例では HiFiBerry DAC+ Pro を選択しました。

 

Volume typeはデフォルトで  Software になっています。HiFiBerry DAC+ Proは(後継機種のHiFiBerry DAC2 Proも)ハードウェアボリュームに対応していますから Hardware も選択可能です。アンプでボリュームコントロールする場合は、DACのボリュームは不要ですから、Fixed (0dB output)に変更してください。

 


次にUSB DACの設定方法です。USB DACをラズパイに接続して SCANボタンをクリックしてください。USB DACが正しく認識されると、Output deviceの候補にDACの名前が表示されますので、選択してください。例では D30 Pro を選択しました。

 

アンプでボリュームコントロールする場合は、Volume typeをFixed (0dB output)としてください。


4-3. 音声出力の動作確認

オーディオデバイスをセットしたら音が出るはずですから、動作確認してみます。DACをアンプに、アンプをスピーカーに接続し、アンプのボリュームを適度な音量にセットしてください。

 

Audio画面の左上にある家アイコン(ホームボタン)をクリックしてください。左の画面が出ると思います。画面中央上が再生コントロール、下がボリュームです。画面が小さいとボリュームが表示されませんから、ブラウザのサイズを大きくしてください。ボリュームが と表示されている場合は、+ボタンを押し続けるか、ボリュームをドラッグして音量を上げてください。100 が最大音量です。Volume typeが Fixed (0dB output)の場合は 0dB と表示されます。

画面左上の LR Channel And Phase をクリックするとテスト音声が再生されます。音声が聞こえたら動作確認完了です。


 4-4 音楽ライブラリの設定

次にUSBメモリやNASなど音楽ファイルを置くライブラリの設定です。

 

再びmボタンをクリックし、メニューからConfigureを選択します。

 

Configuration SettingsからLibraryをクリックします。


音楽ライブラリのの設定画面「Music Library」が表示されます。この画面では、MP3, FLACなどの音楽ファイルを保存するストレージ領域の設定を行います。

 

NASはマウントの設定が必要です。NASの設定は Remote NAS Sourcesの CREATEボタンをクリックしてください。

 

Locally Attached Drives ではNVMe, SATAおよびUSBメモリのマウントを行います。USBメモリはラズパイに刺すだけで自動マウントされます。自動マウントされたUSBメモリは Locally Attached Drivesの USB Drivesに表示されます。

REGENERATEボタンをクリックするとNASやUBSメモリなどのストレージ領域内の音楽ファイルのタグを読みとって、音楽ライブラリのデータベースが作成されます。mボタンの左横にグルグル(spinner)が表示されますから、この画面でグルグルが消えまるまで待ってください。


Remote NAS SourcesCREATEをクリックすると、NASのマウント設定のための Rmote NAS Source画面が表示されます。

  1. Type:SMB (Samba)
  2. Path:<NASのホスト名>/<共有名>
    SCANボタンをクリックして候補から選択するか、
    EDITボタンをクリックしてマニュアルで入力してください。
  3. Userid:NASにアクセスするユーザーID
  4. Password:上記パスワード
  5. Name:NASを区別するための任意の名称

を入力しSAVEをクリックすればマウントできます。

 

Advanced設定のMount optionsはデフォルトでは下記の通りです。

 ro,noserverino,cache=none,dir_mode=0777,file_mode=0777

 

NASがマウントできたら、USBメモリの場合と同様にREGENERATEボタンをクリックしてグルグルが消えまるまで待ってください。


ファイル共有機能

前述の通りMoodeのファイル共有機能を有効にすることで、PCやMacから、USBメモリやNASに音楽ファイルをコピーすることもできます。

 

ファイル共有機能を有効にするためには、mConfigureSystemの画面で File sharingSMB (Samba)ONにしてSETボタンをクリックします。(左の画面)これでPCまたはMacからCIFS(ファイル共有プロトコル)でアクセス可能になります。

 

Windows :ファイルエクスプローラのアドレスバーに「¥¥ホスト名」(例:¥¥moode9)と入力します。

 

Mac:Finderメニューの「移動」→「サーバーへ移動...」で「smb://ホスト名」(例:smb://moode9)と入力し「接続」をクリック。またはFinderの「場所」にホスト名が表示されますからクリックしてください。



USBメモリはUUIDが共有名になります。(上記の例ではF37F-DB13はUSBメモリです)

 

NASやUSBメモリにドラッグ&ドロップでファイルをコピーできます。アルバムのフォルダ単位で音楽ファイルをコピーしてください。

 

microSDカードにも音楽ファイルをコピーできますが、あまりお勧めはできません。誤って残容量を0にしてしまうとMoodeの起動・実行に支障がありますし、OSの再インストール時は再度音楽ファイルをコピーする手間が発生します。テスト用の音源を少し入れておくには便利でしょう。

 

音楽ファイルのコピーが完了したら、mUpdate Library で音楽ライブラリを更新してください。


4-5. 音楽ライブラリの再生

音楽ライブラリの設定ができたので、手持ちの楽曲を再生できます。画面左上の家アイコン(ホームボタン)をクリックしてください。左の再生画面が表示されます。

 

再生画面の左側はキューで、初回起動時は Default Playlist がキューに入っています。Default Playlistの LR Channel And Phase 以外の項目はインターネットラジオ局です。

 

再生画面中央は「4-3. 音声出力の動作確認」で説明した通り再生コントロールとボリュームコントロールです。

 

再生画面右側にはカバーアートが表示されます。最初は Tap on the cover art to switch to the Libary と表示されています。カバーアートをクリックすると、ライブラリ画面に移行します。


これがライブラリ画面です。Tap on the Playbar to swith to Playbackと表示されている部分をクリックすると、先ほどの再生画面に移行します。

ライブラリ画面は初回起動時は Browse by Folderモードになっています。SDCARD(接続済みの場合はNASやUSBも)をクリックすると、階層的にフォルダをたどり楽曲にアクセスできます。

 

Default Playlistは初回起動時にキューに入っていたプレイリストです。行頭のアイコンをクリックし、Clear/Play をクリックすると再びキューに入れて LR Channel And Phase から再生を開始します。


ライブラリ画面左上のLibraryメニューから Radio(インターネットラジオ局一覧)、Folder(USBメモリ、NASなどのフォルダー階層を辿って曲を見つける)、Tag(Genre, Artist, Albumなどのタグで絞り込む)、Album、Playlistなど音楽ライブラリからアルバムや曲を探す方法を選択できます。

 

LibraryメニューからAlbumを選択すると、アルバムの一覧が表示されます。登録したはずのアルバムが表示されない場合は、m → Update Library でライブラリを更新してください。

 

この例では Best Piano 100 と Best Jazz 100という同じコンピレーションアルバムがたくさん表示されています。これはデフォルトのAlbum key(アルバムを何で識別するか?)が、Album@Artist になっているからです。同じアルバム名でもアーティストが違う曲は別のアルバムに分類されます。ですからコンピレーションアルバムはアーティストの数だけ表示されます。Best Jazz 100は合計75枚も表示されます。目障りですね。

 

2. 音楽ファイルの準備」で推奨したとおり、アルバム毎にフォルダを作った場合は、

 m → Preferences → LIBRARY → Album key 

をAlbum@Artistから FolderPath に変更すれば、コンピレーションアルバムもひとつのアルバムと認識され、重複して表示されなくなります。

 


こちらは、Album keyFolderPathに変更した画面です。コンピレーションアルバムは重複しません。

 

アルバムのメニュー()からClear/Playを選択するとMPDのキューがクリアされ、アルバムの全曲がキューに入り、アルバムの最初の曲から再生が開始されます。


「4-5. 音楽ライブラリの再生」の最後にMoode Web UIの使い方のおさらいです。ライブラリ画面下部の再生パネル(赤枠)をクリックすると、再生画面が表示されます。再生画面でカバーアートの部分(赤枠)をクリックするとライブラリ画面に戻ることができます。ライブラリ画面左上のLibraryメニューで音楽ライブラリからアルバムや曲を探す方法を選択できます。右上のmがメニューボタンです。mボタンのメニューからMoodeの各種設定(Configure)、ライブラリの更新(Update Library)、シャットダウンと再起動(Power)などを選択できます。

4-6. Renderers (Spotify Connect, AirPlay, UPnPなど)

以上でMPDを使ってUSBメモリやNASに入った音楽ファイルを再生したり、インターネットラジオを受信・再生したりできるようになります。MPD以外の再生はRenderersで設定します。mボタンをクリックし、メニューからConfigureを選択し、Configuration SettingsからRenderersをクリックします。以下のレンダラーがサポートされています。

  • Bluetooth
  • AirPlay
  • Spotify Connect
  • Squeezelite
  • UPnP Client for MPD
  • Plexamp
  • RoonBridge

ご覧の通りSpotify Connectをサポートしていますので、SpotifyアプリからMoodeを指定して再生させることができます。AirPlayもサポートしていますから、iPhoneからApple MusicやAmazon Musicの再生をAirPlayでMoodeに送ることができます。

 

残念ながらGoogle標準のGoogle Castはサポートしていませんが、Android端末からはBluetooth経由でMoodeに接続して再生させることは可能です。

 

Spotify Connect, AirPlay, Bluetoothともハイレゾに対応していませんが、多くの人にとっては十分な音質で再生できます。しかしMPDと音をミックスして再生はできません。Spotify Connect, AirPlay, Bluetooth再生中はMPDの再生は停止します。

 

Roon BridgeはMoodeにプリインストールされていませんが、インストール済みの場合は、Roon BridgeのON/OFFもRenderresから出来ます。

 

レンダラーの中から、Spotify Connect、AirPlay、UPnPの設定について解説します。


Spotify Connect

対応するデバイスの多さと、Spotify Connectの使い勝手の良さから、私の音楽ストリーミングサービスの推しはSpotifyです。Spotify Connectを使うには、Spotifyの Premiumアカウントが必要です。

 

Renderers画面のSpotify ConnectのServiceONにすれば有効になります。Spotifyアプリの再生するデバイスのリストにNameで指定した名前(この画面例では Moode9 Spotify) が表示されるようになります。

 

EDITボタンでSpotify Connectの設定ができます。Initial Volumeの値に注意してください。0では音が出ません。Spotifyアプリから接続してアプリ側でボリュームを上げるか、あるいは、Initial Volumeに適切な値をセットしてください(アンプで音量調整する場合は100でも結構です)。

 

Bitrateはデフォルトで320(最高音質)になっています。


AirPlay

AirPlayも同様に、ServiceONにすれば有効になります。

 

iPhoneのApple MusicアプリからはAirPlay接続先の一覧にNameで指定した名前(この画面例では Moode9 AirPlay)が表示されます。

 

iPhoneのAmazon Musicアプリからは再生する端末一覧からAirPlayを選ぶと、Moode AirPlayが表示されます。

 

音が出ない場合はアプリか端末側(iPhoneのボリュームボタン)で音量を上げてください。


UPnP Client for MPD

UPnP Client for MPDは、UPnP Control Pointに対して、UPnP Media Rendererとして動作します。同じく Service を ONにすれば有効になります。


...と書けばDLNA/UPnPに詳しければお分かりになると思いますが、以下に簡単に説明します。

 

UPnP Control PointとはUPnP装置をコントロールするアプリです。Bubble UPnP (Android) 、mconnect (iOS)、 Linn Kazooなどがあります。

 

UPnP Control Pointは、UPnP Media Server経由で音楽ファイルにアクセスできます。ほとんどのNASはUPnP Media Serverをサポートしていますし、Moodeでも動作させることができます。(m → Configure → System → File sharing → DLNA)

UPnP Control Pointは、UPnP Media Serverの音楽ファイルを、UPnP Media RendererとしてUPnP Client for MPD(この画面例では Moode9 UPNP)を指定して音楽再生できます。

 

MoodeのUPnP Client for MPDはupmpdcliを利用しています。upmpdcliの詳細は下記を参照ください(英文)。
 https://www.lesbonscomptes.com/upmpdcli/


Moode Web UIやyaMPCのようなMPD Clientを使えば、Bubble UPnP や mconnectを使ってNASの音楽ファイルを再生する必要はありません。しかしUPnP Client for MPDには、ひとつメリットがあります。この機能経由でQobuzにアクセスできるのです。

UPnP Client for MPDの設定 (UPnP settings)の EDITボタンをクリックすると設定画面(UPnP Settings)が表示されます。

 

Service typeはデフォルトでUPnP-A/Vになっています。mconnectを使う場合はデフォルトのままにしてください。OpenHomeはデバイスのPlaylistなどLinnの拡張機能を含みます。Linn Kazooを使う場合はService typeにOpenHomeを指定してください。Bubble UPnPもOpenHomeで動作します。

 

この設定画面のQobuz Media ServerでQobuzのユーザーIDとパスワードを入れることで、Qobuzへアクセスするための proxy Media Serveとして動作します。UPnP Control Pointからproxy Media Serve経由でQobuzにアクセスして自分の「お気に入り」やプレイリストからアルバムや曲を選択して再生できるようになります。なおmconnectアプリは、それ自体でQobuzにアクセスする機能があるので、このQobuz Media Serverは使わなくてもQobuzにアクセスできます。


 

以上でMoodeのインストールと設定は終わりです。お疲れ様でした。以降は補足情報になります。

5. Moodeへのログイン

こちらはLinuxのコマンドラインを使いこなせる上級者向けの内容になります。必須ではありませんが、Raspberry Pi Imagerで起動用microSDを作成した際に「SSHを有効化する」をチェックした場合は、PCやMacからsshコマンドでMoodeにログインできます。コマンドプロンプト(Windows)またはターミナル(Mac)を起動し、

 ssh -l <ユーザー名> <ホスト名.local>

とタイプしてください。例えばユーザー名が pi でホスト名が moode9 なら

 ssh -l pi moode9.local

です。パスワードを入力すればログインできます。

 


6. yaMPCからの接続

iPhone, iPadまたはApple Silicon Macをお持ちの方は、ぜひいちど yaMPC をお試しください。Moodeとの相性は非常に良いです。特にiPhoneをお使いの方はSafariでMoodeにアクセスした場合と、yaMPCの操作性を比較してみてください。まずは App StoreからyaMPCアプリをダウンロードして起動してください。

  1. yaMPCを起動すると、初回起動ではローカルネットワーク上のデバイスへの接続を求めますので「許可」をタップしてください。
  2. 同じく初回起動では英文のQuick Start が表示されますので、「OK」をタップしてください。
  3. 「Scan」ボタンをタップしてください。Moodeが起動していれば検出しますので、Moodeのホスト名をタップしてください。(iPhoneがラズパイと同じネットワークに接続されていることが必要です)
  4. 自動でServer欄にMoodeのホスト名が入ります。Name欄にはラズパイを識別するためのお好きな名前を入力ください(上図①)。その後MPD/URL欄(上図②)をタップしてください。
  5. 表示されるメニューからmoOde audio playerをタップしてください。MPD/URL欄に自動でURLが入力されます。
  6. Cover Art (MPD or HTTP)のTestボタンをタップしてください(下図 ①)。音楽ファイルのフォルダにFolder.jpgというファイル名でカバーアートが用意してあれば、カバーアートが表示されます。(「3. 音楽ファイルの準備」参照)。Saveボタン(下図②)をタップしてください。
  7. Connecting to MPDというダイヤログが表示されますので「Continue...」をタップしてください。
  8. Connected to <プレイヤー名>というダイヤログが表示されます。Yesをタップするとすべてのカバーアートをダウンロードします。
  9. yaMPCのQueue画面が表示されますので、画面下部のAlbumsタブをタップしてください。
  10. Albums画面で再生したいアルバムを長押し(long press)して、表示されるメニューで Clear/Playをタップしてください。そのアルバムの再生が開始されます。

yaMPCから再生後のMoode Web UI画面

yaMPCから曲を再生しても、MoodeのWeb UIでも再生状態になります。逆にMoodeで再生しても、yaMPCでも再生状態になります。yaMPCもMoode Web UIも同じMPD(Music Player Daemon)にアクセスしているからです。

 

より詳しいyaMPCの使い方に関しては、以下を参照してください。

yaMPCチュートリアル

yaMPCマニュアル

 

うまくいかない場合はyaMPCのサポートページを見てメールにてお問い合わせください。

yaMPCサポートページ