
Open Source Conference (OSC) 2025 Tokyo/Spring(2025年2月21日〜22日に駒澤大学で開催)
https://event.ospn.jp/osc2025-spring
に「ラズパイオーディオの会」メンバーとして、Takazine(たかじん)さん、Chimotoさん、私 Open Audio Lab. 鈴木の3名で出展しました。
ご来場くださった皆様、そして会場で音が出せるようにご配慮下さったOSC主催者様に感謝いたします。

当日お配りした配布資料を共有させてください。資料表面では、Open Source Conferenceということで来場者のオープンソース開発者向けにラズパイオーディオで使われる Music Player Daemon (MPD)をはじめとするオープンソースソフトウェアを紹介しました。裏面にはラズパイオーディオ入門およびラズパイへのインストール・設定方法へのリンクを記載しました。
配布資料のPDF版を以下からダウンロードできます。
今回の展示の目玉は、Takazineさんが開発された、こちら SiC-MOSFET 純A級アンプ VFA-02 です。3.5W (8Ω)と小出力ですが、出力はたいへんクリアです。VFA-02の詳細はTakazineさんのブログをご覧ください。
「VFA-02 差動2段 準コンプリメンタリアンプ 動作検証(5)」
https://nw-electric.way-nifty.com/blog/2025/02/post-596eb0.html
VFA-02と組み合わせたのが、低中高の3バンド、2チャンネルで、アナログで周波数、レベル、Qを調整できるパラメトリックイコライザー。
パラメトリックイコライザー
私が持ち込んだのは以前ブログで紹介しました Raspberry Pi4 と Takazineさん開発のDAC SB32+PRO DoP をタカチのケースに入れたラズパイオーディオプレイヤー。小型スピーカーの Fostex P802-S。そしてyaMPC、moOde Web UI、Spotify Connect、AirPlayをデモするための iPad Airです。yaMPC 1.8の新機能中心にデモさせていただきました。
ラズパイオーディオプレイヤー → パラメトリックイコライザ → 純A級アンプ → Fostex P802-S という接続です。
パラメトリックイコライザーが Fostex P802 の低音を補強し、3.5kHzあたりの山を抑えてくれて、純A級アンプのクリアさとあいまって小型スピーカーとは思えない素晴らしい音になりました。試聴いただいた皆様にはたいへん好評でした。
こちらはTakazineさんのその他の展示物。
一番上にあるのは Raspberry Pi4 + SB32+PRO DoP 用の煙突型ケースです。この煙突でPi4の熱を排熱します。上に手をかざすと暖かいので煙突の排熱効果がわかります。(ちなみに私の方のケースはPi4基盤裏から高熱伝導シリコンシートでタカチのアルミケースに排熱してます。)
煙突型ケースの手前はTakazineさん開発の North Fox Digi 。ラズパイのI2S出力を低位相ノイズ水晶発振器でリクロックして、HDMI-I2S / COAXIAL / TOS-LINKの3系統にデジタル出力するDDC (Digital to Disital Converter)です。展示品はPi3B+の上に載っています。
最前列は、これもTakazineさん開発の小型DAC SabreberryDAC ZERO2。右側緑色ケースはRaspberryPi ZERO2 Wの上に載っています。左側透明ケースはRPiZeroBM83 Bluetooth 受信基板の上に載っています。
最後にChimotoさんの展示のご紹介。
自作DAC経由、SONYヘッドフォンでCD音質とハイレゾの聴き比べをしていただく、という企画です。
上のモノタロウのダンボールスピーカーは秋月の300円スピーカーユニットを使っています。
ダンボールの上のブタ2匹はダイソーの300円蚊取り器を使ったスピーカーです。
ユニークな展示ですね。こういうの好きです。
久しぶりにお会いする方も含め、多くの皆様にご来場いただき、とても楽しい2日間でした。今後も楽しいラズパイオーディオを多くの方に知っていただくための活動をしていきたいと思います。
Takazineさんもブログで今回の展示の報告をされてますので、合わせてご覧ください。
「OSC2025 Tokyo/Spring ご来場ありがとうございました」
https://nw-electric.way-nifty.com/blog/2025/02/post-3d6632.html